蝉もとうとう小屋入り直前だよ。

リーディング公演ということもあり
「ばぁば」稽古と違って、週一ペースで取り組んできたわけで・・・


なので稽古場日誌を「ばぁば」から継いで書こうとしたら
あらびっくり!
もう公演直前レポートになってしもーたよ(笑)


いよいよ今週木曜日本番だ!(昼夜2回公演)
この作品は「おおいた演劇の会」で取り組んできて
今年で4年目の定例公演となってきています。
とはいえ「ホール公演」は今回初。
これまで屋外(公園やひろば的なとこ)で上演してきたのよ。


これまでの雰囲気とはガラリと違う「蝉」を
今年はお見せできるんじゃないかと。


演出が度々口にだしていたこと
「空間が演者を助けることもあれば逆に苦しめることもある」と。


屋外屋内という理由での意味ももちろんだけど
「ばぁば」日記でも書いたように
あらためて「演劇公演」というものは 
役者・照明・音響・舞台美術そして客席、小屋(空間)を含めて
そのひとつの完成をみるものなんだっていう。


18日の稽古は
大きな集会室での稽古だった。
今度行う小ホールの客席から舞台までの実寸がほぼとれる空間
ここにきて動きの演出が空間にあわせて変更
その確認稽古が事前にできたことは みんなにとっても有意義だったな。


実際
どんだけ稽古を積み重ねても
小屋入りしてから変更を余儀なくされること多いのよ。
いや、
「変更」というよりは
「そこで確定すること」っていう方が正しいかな。


だからこそ稽古に稽古してカラダにしみこませて
急な変更、あらたな確定点に対応できるようにしとくわけで。
(直前でしか小屋入りできない環境に順応する方法かな)


ま、そんな感じで今週水曜小屋入り。
初めて出会う舞台セット
初めて決められるその空間に応じた立ち位置
初めて出会うお客様
今年で4年目も「初めて」は常にある。


昼の部と夜の部では一部役者配置も変化


いろんな変化やお初なこといっぱいだ(笑)



でもね
唯一変わらないものがある


「蝉なきやまず」この作品が
ほんの少し前の出来事だったこと
今 僕らが伝えることの意味と意義


この変わらないことを大切に想い感じ
この作品を毎年変わりながら公演していく
そして
未来へ生きること




8月22日(木)
ホルトホール大分小ホール開館記念演劇公演第二弾
リーディング公演「蝉なきやまず」(昼15:00/夜19:00)


本公演も事前入場整理券(配布済)が必要です。



本日のレポートは
これまで屋外公演の際のひろばプロデュースで関わってきて
今年初めてこの舞台にたつ・・・
       劇団工藤屋。くどうかずゆき  でした。