狭間久先生ご講演


雨にもまけず台風にも負けず、「大友宗麟」の稽古は進んでおります。

先日10月17日、舞台「大友宗麟」の原作となった『豊後大友物語』の著者である、狭間久さんをお招きしてご講演いただきました。


九州を広く治めた大友家の、最も隆盛した時代を築いた宗麟。
しかし決して恵まれた幼少期ではなく、母親の死や父親・継母との確執、二階崩れの変での転機など、大友義鎮(宗麟)がどのような人物であったか、生い立ちや当時のことが記された歴史資料などから紐解いていきました。





特に注目したのが、当時港町として栄えたと言われる「沖の浜」に宗麟の屋敷があり、そこで宣教師との交流が行われ、教会も建てられたのではないか、というご考察。

海の側である府内で育った宗麟が、帆船に乗って大海原へと漕ぎ出す姿は想像に難くありません。


役作りの面でもとても貴重なお話を伺うことができたのではないでしょうか。


狭間先生、この度は誠にありがとうございました!