どうもです。

そんなわけで割り込み宗麟こと工藤です。

いよいよ今週末です。
今にして思えば・・・・早い
もう来たかって感じもしますが、
9月末にオーディションが開催され
10月から本読みをスタート
所作稽古
史跡巡り
墓前挨拶
合宿
前進座指導
日々のダメ出し・・・

いやもう、いろいろありましたね

その全てが
今度の日曜、3月9日の
たった一度の舞台で完成をみることになります。

舞台っていうのは
まずは役者が創っていきますが
それだけでは作品としての完成ではないんです。
会場(小屋)で
お客様の前で披露した時に
全部が一体となって醸し出される空気によって
舞台全体が会場全体がひとつの大きな作品として
完成することになるんですね。

例えば
数回公演があれば
まず毎回違うところがあります。
ご来場のお客様です。
さらに
役者のコンディション
疲労的なことだけでなく、
観ていただいたお客様の反応やノリによる影響が
次への原動力にもショックにも(笑)

映画と違う大きな理由がここにありますよね。

舞台の役者って
あ、僕はですけど
こういうところが好きで続けられているようなとこあります。
刺激的です。
僕ら側だけでなく
観ていただいてる方にも共有できるっていうか
提供できるっていう芸術というか、
あ、ちょっとカッコつけすぎですか(笑)

でもでも
ほんとそんな感じです演劇って。



中沢とおる先生が40年前に書かれた作品
その中沢イズムを一番間近で感じ観てきた
清末典子による演出で
40年経った今
色あせることなく
鮮やかに絢爛によみがえって活きます!


40年前本作品に出演された方で
今回出演される方もいます。
そして40年前宗麟公を演じられた方が
ラストのナレーションというかたちで
この作品で共演します。
先日録音現場でお会いしました。
なんだか不思議な感覚ですね。


あ、そうそう
昨日は(3/2)
小屋入り前の
広いスペースで行える最後の稽古でした。
時代考証に基づいてお借りした小道具も届きました。
これまでの小道具の代役 おつかれさまでした(笑)
ちゃんとしたものは、ひきしまります。
特に武士にはかかせない刀。いいっすね。
僕は昔から小道具に対してはこだわりが強いとこあるから
適当に扱われると「こらー!」ってなる(笑)
役創りにも大きな手助けになったりするんです。

舞台に立つもの
舞台に出るもの
舞台で見えるもの
全てが出演者であり作品の一部なわけですから
手作りの衣裳をはじめ
そういうところも
今回注目してみていただけたら うれしいですね。

そんなわけで
いろんな想いの詰まった
舞台「大友宗麟」開演間近です。

みなさんと一緒に楽しめたらいいなと思います!


PS
また寒の戻りもあるみたいです。
我々もそうですが
来られるみなさまも お風邪などにはくれぐれもご注意ください。