荒立ち&ピース分け

メインキャストもほぼ出揃い、新年度からは切りよく、稽古も次の段階へと突入いたしました。
役作りと台本読みを経て、次なるステージは「荒立ち」と「ピース分け」、そして「小返し」。


「荒立ち」とは、読んでのごとく、舞台全体の大まかな動線をつけて、それぞれの出入りや大体の立ち位置などを決めていきます。


舞台図をみんなでチェックして、ドアや家具の位置、大きさなどを把握し、実寸大の間取りをとって動いていきます。

…荒立ち、駆け足ではありましたが、なんとか稽古2日間で最後までまとめることができました。
しかしラストはまだまだ未確定な部分もあり、これからの稽古で詰めていくことになります。



そして「ピース分け」。


演出の清末さんより、全員に詳しく説明がされました。
ピースとは、台本に書かれたセリフやト書きを、人の出入りや心情の変化などで細かく区切ったまとまりのことです。


冒頭から順に通し番号を振っていくのですが『もったいないばぁば』全43ページの台本はなんと、122のピースに分けられました!
単純計算、1Pごとに3つほどではありますが、実際には1Pに6つもピース分けされていたり、一文の中でも区切られていたりと様々です。


これからの稽古は、1日数ピースずつ、同じ箇所を何度も繰り返して練習していきます。2,3ページしか進まないので簡単なようにと感じますが、稽古の終わったピースは通し練習に入るまで基本的にあまり返すことがありません。…これは非常に緊張感があります!しかも通し練習まであとひと月半もない!


いよいよ、、、地獄の1丁目を駆け抜けます!